複雑部分発作と腹痛の関係
分類
部分発作は、脳の特定の領域で電気的な異常が起こることで生じます。単純部分発作は意識や記憶に影響せず、複雑部分発作は意識障害や記憶障害を伴います。電気活動が全脳に広がると二次全般化発作となります。
症状
- ぼんやりした視線
- 周囲への無関心
- 意識障害
- 唇を叩くなどの反復行動
- 聴覚幻覚
- 視覚幻覚
- 言語障害
- 運動障害(片側の筋肉の痙攣や硬直)
- 不随意な筋肉・眼球運動
- 頻繁な瞬き
- 腹痛・腹部不快感
原因
- 感染症
- 代謝異常
- 薬物・中毒
- 血管障害・脳内出血
- 頭部外傷
- 腫瘍
- 原因不明(特発性)
診断
腹痛だけでなく、上記の症状が併存する場合は複雑部分発作の可能性があります。診断には頭部の脳波検査(EEG)やMRI、CTが用いられ、異常な脳波パターンや構造的変化が確認されます。ただし、症状が軽度の場合は統合失調症やうつ病など別の精神疾患と誤診されることもあります。
治療
原因が特定できればその根本治療が行われますが、多くの場合は抗てんかん薬で発作を抑制します。薬物療法が効果的でない場合は、側頭葉手術や迷走神経刺激(VNS)といった外科的アプローチが検討されます。
