皮膚にできたカルシウム沈着(石灰化)を取り除く方法
皮膚の下にカルシウムが沈着する状態は「石灰化(calcinosis)」と呼ばれ、軟部組織に過剰なカルシウムが蓄積することで起こります。甲状腺機能低下症や外傷などが原因となり、皮膚に小さなしこりから大きく痛みを伴う腫瘍までさまざまです。白く乳状の分泌物がみられることもあります。幸い、治療法は複数存在します。
治療のステップ
- 医師の診断を受ける
まず、皮膚の隆起が石灰化であるか他の皮膚疾患でないかを専門医に確認し、正確に診断してもらいましょう。 - 基礎疾患の治療
甲状腺機能亢進症や硬皮症など、石灰化の原因となる基礎疾患が見つかった場合は、その治療が最も効果的です。原因疾患が改善すれば、余分なカルシウムの生成も抑えられます。 - 炎症のコントロール
炎症が石灰化を悪化させることがあります。炎症を抑えることでカルシウム沈着の進行を遅らせられる可能性があります。硬皮症財団によると、コルヒチンが唯一のエビデンスのある治療薬です。 - 外科的除去
原因疾患が安定し、炎症が軽減したら、外科的に除去できることがあります。小さな切開で沈着物を取り除き、再発のリスクは基礎疾患に依存します。硬皮症の場合は再発しやすいです。 - 臨床試験への参加検討
難治性のケースでは、ワルファリンやミノサイクリンなどの実験的薬剤が研究されています。医師に相談し、適切な治験に参加できるか確認しましょう。ただし、効果が保証されているわけではありません。
