化学性肺炎とは?
化学性肺炎(化学性肺炎症)は、細菌やウイルスによる通常の肺炎とは異なり、有害物質や毒素を吸入することで起こる稀な肺の炎症です。感染性はなく、他人からうつることはありません。
症状
- 乾いた咳
- 緑・黄・透明・血液を含む痰を伴う湿った咳
- 顔面や喉の灼熱感
- 吐き気
- 呼吸困難や胸の痛み
- 腹痛
- 頭痛
- 倦怠感、インフルエンザ様症状
- 錯乱・意識障害
- 脈拍の増加、過度な発汗、発熱などの全身症状
上記の症状が複数見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
急性と慢性の化学性肺炎
- 急性の場合:咳、呼吸困難、肺の異音、胸部の圧迫感などが主症状です。
- 慢性の場合:持続的な咳と息切れが続き、呼吸器系の疾患にかかりやすくなります。
原因
- 肥料の粉塵
- ガソリン・石油系燃料
- 塩素やその他の化学薬品
- 農薬
- 嘔吐物や煙
- 吸入型のレクリエーション薬物
濃度が高く、換気の悪い密閉空間での曝露は、症状を重くします。
予防
- 漂白剤や洗剤などの化学薬品は使用方法を守り、適切に保管する。
- 作業時は防塵マスクや呼吸用保護具を着用する。
- 曝露時間をできるだけ短くし、必ず換気の良い場所で作業する。
検査と治療
- 胸部X線、CT検査で肺の状態を確認。
- 血液ガス分析や肺機能検査で呼吸状態を評価。
- 炎症、疼痛、呼吸困難を軽減する薬剤や酸素療法を、症状の重症度に応じて実施。
