臍ヘルニア(omphalocele)とは何か

定義

臍ヘルニアは腹部壁の先天的欠損で、腸や肝臓、時には他の臓器が腹部外に異常に突出する状態です。臍帯の根元に臓器が集まり、透明な嚢(袋)を形成します。

概要

正常な胎児発育では、腸は一時的に腹部外に伸びた後、速やかに腹腔内へ戻ります。腸が戻らずに腹部外に残ると臍ヘルニアが生じます。

治療法

治療は外科手術のみです。合成素材で嚢を覆い、徐々に臓器を腹腔内へ戻します。嚢が大きすぎて赤ちゃんの腹部に収まらない場合は、皮膚が自然に嚢を覆うまで待ち、成長した後に再手術で修復します。

合併症

出生時に診断・治療されますが、退院後に合併症が現れることがあります。便通の減少、食欲の変化、発熱、緑色または黄色の嘔吐、異常な行動変化などに注意が必要です。

予後

手術後は完全回復が期待できます。ただし、臍ヘルニアは他の先天性疾患と併発することが多く、これらの継続的な観察と治療が重要です。

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