狂犬病の症状・診断・治療と予防

症状

  • 狂犬病は致命的なウイルス性疾患で、哺乳類の中枢神経系に影響します。主な症状は発熱、頭痛、気分の落ち込みなどのインフルエンザ様症状です。咬傷部位の痛み、混乱、不眠、興奮、幻覚も現れます。CDCによると、症状が出た後は7日以内に死亡することが多く、咬まれたらすぐに医療機関を受診すべきです。

診断

  • 人の狂犬病診断には、唾液、血清、脳脊髄液、毛根などの検体で複数の検査を行います。唾液からウイルス分離、血清・脳脊髄液で抗体を検出します。動物の場合は死後に直接蛍光抗体法が実施されます。

治療

  • 感染が疑われた場合は、創傷の洗浄とワクチン接種が基本です。接触の程度に応じて、抗狂犬病免疫グロブリンの投与も行います。WHOは、適切な処置をすればほぼすべてのケースで発症を防げるとしています。

予防

  • ペットの定期的な予防接種が最も重要です。また、野生動物やコウモリとの接触を避け、野生動物が目撃されたら当局へ通報します。咬まれた場合は、可能なら動物を捕獲し、狂犬病の有無を確認できるようにします。

リスク

  • 開発途上国への旅行者や居住者は感染リスクが高くなります。特に頭部や頸部の傷はウイルスが脳へ速やかに到達しやすく、重症化の危険が増します。

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