口腔乾燥(ドライマウス)の原因と影響
ドライマウス(口腔乾燥)とは
ドライマウスは医学的に「口腔乾燥症(xerostomia)」と呼ばれ、唾液分泌が減少する状態です。唾液は口腔内を潤すだけでなく、味覚、消化、嚥下、歯の保護など多くの役割を担っています。口が乾くと、これらの機能が低下し、口腔内の健康問題のサインとなります。
主な原因
薬剤の副作用
多くの医薬品が口腔乾燥を引き起こします。drymouth.infoによると、1800種類以上の薬が副作用として乾燥を報告しています。特に複数の薬を同時に服用している人はリスクが高まります。
疾患や症候群
いくつかの疾患や自己免疫疾患も唾液分泌を減少させます。代表的なのはシェーグレン症候群で、全身の乾燥を特徴とします。その他、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、硬皮症、糖尿病、エイズ、骨髄移植後の患者、脱水状態なども原因となります。
加齢
年齢とともに唾液腺の機能は低下します。高齢になると唾液の分泌量が減り、完全に乾くわけではないものの、ドライマウスのリスクが増加します。
咀嚼機能の低下
噛むことが困難になると、唾液腺は刺激が減少し、萎縮して唾液分泌が減ります。その結果、口腔が乾燥しやすくなります。
