ブドウ球菌感染症に使用される薬は何ですか?

特徴

ブドウ球菌は全身のあらゆる部位に感染し得る細菌です。感染が起こると「ブドウ球菌感染症(スタフィロコッカス感染症)」と呼ばれます。健康な人では、皮膚の切り傷から体内に侵入し、局所的な皮膚感染や、血流に乗って全身へ広がることがあります。尿道カテーテルなどの医療機器が感染経路になることもあります。

初期症状

皮膚やその下の組織に感染した場合、発赤、腫脹、疼痛が見られます。全身性の感染(血流感染)では、発熱や倦怠感といった全身症状が現れます。

一般的な治療法

ブドウ球菌感染症に有効な抗生物質は多数あります。代表的なものにクロラムフェニコール、セファゾリン、ナフシリンなどがあります。重症でない限り、経口投与が基本です。

皮膚のブドウ球菌感染症

軽度の皮膚感染には、バクトロバン(モキシフロキサン)などの外用抗生物質が用いられます。必要に応じて経口抗生物質と併用することもあります。

MRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌)感染症

MRSAは多くの抗生物質に耐性を示すため、治療が難しいです。バンコマイシンやリファンピンなどの抗生物質は静脈内投与(IV)で使用されます。

治療上の留意点

培養検査でブドウ球菌感染が確定するまで、医師はまず一般的な経口抗生物質で治療を開始します。MRSAと判明した場合は、外来でも静脈内抗生物質投与、または入院しての治療が行われます。

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