末期疾患とは何か?
末期患者とは、治療法が見つかっていない病気の進行した段階にある人のことです。予後は一般に 6 か月未満から 1 年程度とされ、治療の焦点は病気の根治から快適さの確保へと移ります。
緩和ケアとホスピスケアの違い
緩和ケアは、痛みやストレス、その他の症状の緩和に重点を置く医療です。疾患の進行を遅らせることを目的とし、治癒を目指す治療と併用されることもあります。すべての緩和ケア利用者が末期患者というわけではありません。一方、ホスピスケアは末期患者専用で、治癒を目的とせず、最期の数か月をできるだけ快適に過ごせるよう支援します。
末期患者を介護する際のポイント
末期患者の介護はやりがいがある反面、精神的・肉体的に負担が大きくなります。介護者は、悩みを話せる相手を見つけ、自身の健康管理(バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠)に努めることが重要です。また、短期間の代替介護(レスパイトケア)を利用して、休息の時間を確保しましょう。
悲嘆の段階
末期診断を受けた本人や家族は、エリザベス・キューブラー=ロスが提唱した「否認・怒り・取引・抑うつ・受容」の5段階の悲嘆を経験することがあります。ただし、全員がすべての段階を順番通りに通過するわけではありません。
悲嘆への対処法
悲嘆の対処法に決まったルールはありませんが、家族や友人、カウンセラー、サポートグループと話すことで心の整理が進むことが多いです。患者自身も自分の気持ちを語ることで、受容へと向かいやすくなります。忙しく過ごすことは一時的な緩和になることもありますが、悲しみを回避するためだけの「忙しさ」は避けましょう。
支援の示し方
支援の仕方が分からないときは、ただそばにいるだけでも大きな慰めになります。具体的な提案をすることが効果的です。「何か手伝えることがあれば教えてください」ではなく、「今日は買い物に行くので、必要なものがあれば代わりに買います」など、具体的に申し出ましょう。
また、患者が自分の死について話したがっている場合は、遠慮せずにその会話に応じることが重要です。これにより、患者と介護者が共に悲嘆を共有しやすくなります。
