バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染の治療法

概要

腸球菌は腸や女性の泌尿生殖器に常在する細菌です。通常は無害ですが、尿路感染や腹部感染を引き起こすことがあります。その中でもバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、バンコマイシンなど特定の抗生物質に対して耐性を持ちます。VRE感染は直接接触や汚染された表面との接触で広がります。感染していなくても体内に菌が存在する「保菌」状態になることがありますが、保菌者は症状が出ないため治療の必要はありません(米国疾病予防管理センター)。

治療・対策手順

  1. 医療機関を受診する。VRE患者は感染拡大防止のため、隔離病室や同条件患者と同室になることがあります。医療従事者は手袋や衛生対策を徹底し、感染拡大を防ぎます。入院期間は数日から数週間です。

  2. 医師が処方する抗生物質を正しく服用する。VREは多くの抗生物質に耐性がありますが、効果的な薬剤も残っています。処方通りに服用し、症状が改善しても治療コースを最後まで完了させましょう。中途停止は再感染のリスクを高めます。

  3. 退院後は衛生管理を徹底する。手洗いを頻繁に行い、他者との直接的な接触は免疫が回復するまで控えます。家庭内の表面や調理器具、寝具は高温で洗浄し、細菌の残存を防ぎます。

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