エンテロバクター・クロアカエ感染の症状と主な感染部位

エンテロバクター・クロアカエは、他の感染症や外傷で免疫が低下した際に感染しやすくなる機会感染性の細菌です。ヒトや動物の排泄物、土壌、水中に存在し、皮膚、呼吸器、尿路、関節、心臓弁などさまざまな部位で感染を引き起こします。

尿路感染

膀胱や尿路に感染すると、頻尿や排尿時の痛み・灼熱感、尿量の減少が見られます。症状が進行すると腎臓に波及し、背部痛や発熱を伴う腎盂腎炎になることがあります。

呼吸器感染

呼吸器系に侵入すると、呼吸困難や肺炎を引き起こします。患者は息切れ、黄痰、発熱、激しい咳を訴えます。特にこの菌による肺炎は、症状が軽く感じられることがありますが、死亡率が高い点が特徴です。

心臓感染

心内膜(心臓の弁の内側)に感染すると、新たな心雑音、体重減少、咳、発熱が現れます。疲労感が強く、運動時に特に顕著です。また、血尿や血行不良に伴う症状も見られます。この感染は、既存の弁障害や血栓がある場合に起こりやすいです。

敗血性関節炎

菌が血流を介して関節に到達すると、急性関節炎を引き起こします。突然の激しい関節痛、腫脹、発熱、寒気が主症状で、痛みは周囲に広がることがあります。関節は温かく触れると痛みを伴います。

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