回虫感染の主な症状

回虫は、幼虫が手から口へ移ることで人に感染します。幼虫は、人糞で肥料された土壌で育った野菜や果物などに付着していることがあります(メリーランド大学医学センター)。手洗いや食事前の衛生管理を徹底すれば感染を防げます。

腹痛

腹痛は回虫感染の最初のサインのひとつです。軽度の感染では、痛みはぼんやりとした軽いものですが、虫が大量に増えると激しい腹痛を伴います(メイヨークリニック)。

吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐は、軽度から重度の感染で見られる症状です。回虫が腸内に存在し、消化器系に強い刺激を与えるためです。虫の数が増えるほど症状は重くなります。

下痢

吐き気や嘔吐に加えて下痢が起こります。軽度の感染でも血便が見られることがあります。

呼吸器症状

幼虫が肺に移行すると、咳や息切れ、喘鳴(ぜんめい)などの呼吸器症状が現れます。これらは肺炎や喘息と似た症状です。

倦怠感

重度の感染では全身の倦怠感が強くなります。回虫は食物の栄養を吸収してしまうため、栄養バランスが崩れ、疲労感が増します。

体重減少

嘔吐・下痢・吐き気が続くことで体重が減少します。大量の回虫が腸や肺に存在する状態を「重度感染」と呼びます。

糞便や嘔吐物に虫が見える

重度の感染では虫が排泄物や嘔吐物に混ざって見えることがあります。メイヨークリニックによれば、口や鼻からも回虫が観察されることがあります。感染が進行すると腸閉塞や腸壁穿孔のリスクが高まります。

手洗いや野菜の十分な洗浄、適切な衛生管理で回虫感染は予防できます。感染が疑われる場合は速やかに医療機関を受診し、適切な駆虫薬で治療しましょう。

感染症 - 関連記事