大腸菌(E. coli)感染の症状と対策
E. coli(エシェリキア・コリ)は、すべての人の腸内に常在する細菌で、通常は無害です。しかし、特定の株は病原性を持ち、食中毒の原因となります。
病原性株
- E. coli感染は、症状を引き起こす株に限られます。最も一般的な病原性株はO157:H7で、O121やO104:H21も同様に危険です。
主な症状
- 血性下痢と腹部痙攣が主な症状で、熱はほとんど出ません。通常は自然に回復し、5〜10日で改善します。
重篤な合併症
- 免疫力が低下した高齢者や小児では、溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがあります。HUSは赤血球が破壊され、腎不全に至る危険があります。
感染原因
- 主な感染源は汚染された食品、特に十分に加熱されていないひき肉です。汚染水や人から人への接触もリスクとなります。
予防策
- ハンバーガーは中心部までしっかり加熱し、牛乳は殺菌されたものを飲むことが最も効果的です。調理器具は十分に洗浄し、生肉は他の食品と分けて扱うなど、衛生管理を徹底しましょう。
報告義務
- 米国では疫学的調査のためにE. coli感染例が報告されます。HUSの症例も多くの州で報告対象です。
