シゲラ・ジスエンテリア感染症

シゲラ・ジスエンテリアは、シゲラ属の細菌が原因で起こる感染症(シゲラ症)です。米国では毎年約18,000例が報告されており、多くは入院や抗生物質治療を必要とせず、自然に回復します。

定義

シゲラ症はシゲラ菌によって引き起こされる下痢性疾患で、人から人へ風邪のように感染します。主な血清型はシゲラ・ソーネイ(D群)とシゲラ・フレックスネリ(B群)で、他の型は稀ですが、開発途上国での流行は深刻です。

症状

感染後1〜2日で症状が出始め、腹痛、下痢、発熱が主です。2歳未満の子どもが重症化すると高熱に伴うけいれんを起こすことがあります。無症状のキャリアも存在し、他者へ感染させるリスクがあります。

原因

主な感染経路は、汚れた手指から口への接触です。手洗い不十分や性行為により広がります。特にトイレトレーニングが不十分な幼児は感染しやすく、家族や介護者がリスクにさらされます。また、調理者が手洗いを怠った食品や、汚染された土壌で育った野菜を介しても感染します。

診断

下痢の原因は多様なため、培養検査などのラボテストでシゲラ菌の有無と血清型を確認し、適切な抗生物質選択に役立てます。

治療

すべてのシゲラ菌が抗生物質に感受性があるわけではなく、耐性菌も増加しています。軽症例は抗生物質を使用せず、経口補水剤や市販薬で対症療法を行い、安静と時間で自然回復を待ちます。重症例や免疫抑制患者は、感受性に基づく抗生物質治療が必要です。

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