細菌はどのように感染するのか

感染連鎖プロセス

疫学的感染連鎖は、感染が起こる過程を示す概念で、以下の4つの要素から成り立ちます(図は参考文献に掲載)。

  1. 病原体(細菌):感染を引き起こす微生物。
  2. リザーバー(宿源):病原体が生存できる環境や動物。例として、14世紀の黒死病では、ノミを媒介するネズミがリザーバーでした。
  3. 伝達様式:病原体が宿主に届く方法。直接接触、間接接触(汚染された物体・フォミット)、媒介動物(蚊やノミ)などがあります。
  4. 宿主(感受性個体):細菌が侵入する人間。皮膚の傷や擦り傷、口・鼻・眼などの自然開口部を通じて侵入します。

初期免疫応答

感染とは、細菌などの病原微生物が体内に侵入し増殖することです。侵入が起きると、まず炎症反応が起こります。炎症は赤み、腫れ、熱感を伴い、血管が拡張して免疫細胞が集まります。

白血球の一種である食作用細胞(好中球・マクロファージ)は、細菌を取り込み、消化しようとします。その後、B細胞が抗体を産生し、T細胞が細胞性免疫を介して感染細胞を除去します。

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