手術後に起こる毒性ショック症候群とは?

毒性ショック症候群とは

毒性ショック症候群は、細菌が産生する毒素が血流に入り、急激な発熱や多臓器不全、血圧低下、手のひらや足の裏に紅斑・水疱が現れ、皮膚がはがれることがある重篤な状態です。主に抗生物質や血圧上昇薬で治療し、障害を受けた臓器の評価・管理が行われます。

原因菌とその特徴

  • Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)が血流に侵入すると毒性ショック症候群を引き起こします。
  • Streptococcus epidermidis(表皮ブドウ球菌)でも、似た症状を呈する「毒性ショック様症候群」を起こすことがあります。

菌の常在部位

これらの菌は通常、皮膚表面に常在しています。

血流への侵入経路

  • 開放創や外科手術の切開部
  • タンポンの長時間使用などの粘膜損傷

手術後に毒性ショックが起こる要因

  • 手術器具の不十分な滅菌
  • 手術部位の汚染
  • カテーテルや静脈ラインからの感染

手術後の感染リスクを最小限に抑えることと、早期に症状を察知して適切に治療することが予後改善の鍵となります。

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