潰瘍性大腸炎の低繊維・低脂肪食
はじめに
潰瘍性大腸炎は大腸と直腸の粘膜が炎症を起こす疾患で、腹痛や下痢が主な症状です。根本的な治療法はありませんが、食事療法で症状のコントロールが可能です。
低刺激(低繊維)食
症状が悪化したときは、食物繊維を極力控える低刺激食が推奨されます。食物繊維は便の量を増やし、排便回数を多くするため、腸壁への刺激が強くなり痛みが増すことがあります。果物、野菜、全粒穀物など高繊維食品は症状が出ている間は控え、症状が落ち着いたら少量ずつ徐々に取り入れましょう。繊維の有無に関わらず、1日8杯(約2リットル)の水分を摂取することが大切です。水は便を柔らかくし、通過しやすくします。
低脂肪食
低繊維食に加えて、脂肪分の多い赤身肉などは避け、鶏肉や魚など低脂肪のタンパク源を中心に摂りましょう。脂肪は消化に時間がかかり、腹部に負担をかけ、硬くて通りにくい便を作りやすくします。適切なタンパク質は健康維持に欠かせません。
その他のポイント
- 乳糖不耐症の場合は乳製品を控えると症状が軽減します。
- 刺激物(辛い食べ物や生野菜など)も個人差がありますが、症状を悪化させる場合は除外しましょう。
- 食事は少量ずつ、回数を分けて摂ることで腸への負担を減らします。
- 食事療法を始める前に、管理栄養士と相談し、個別のプランを作成してください。
