潰瘍性大腸炎で予想されること
予想されること
潰瘍性大腸炎の症状は人によって大きく異なります。軽度の不快感で済む人もいれば、薬物療法や手術が必要なほど重症になる人もいます。
- 腹痛
- 下痢
- 直腸出血
- 排便感(便がなくても排便したい感覚)
- 体重減少
- 倦怠感
- 発熱
- 貧血
診断
症状や身体所見に加えて、以下の検査で確定診断を行います。
- 大腸内視鏡検査(コロノスコピー)
- シグモイドスコピー
- 組織生検
- 血液検査(炎症マーカーや貧血の有無)
- 便検査(感染症除外や炎症マーカー)
治療
根治療法はありませんが、症状コントロールと合併症予防を目的に、薬物療法・外科的治療・生活習慣の改善が組み合わされます。
薬物療法
- アミノサリチル酸製剤(5‑ASA)
- コルチコステロイド
- 免疫調節薬(アザチオプリン、6‑MPなど)
- 生物学的製剤(抗TNFα薬、抗インテグリン薬など)
外科的治療
薬物で効果が得られない重症例では、炎症が広がった大腸部分の切除手術が検討されます。場合によっては回腸肛門吻合術(J‑ピック)などの術式が選択されます。
生活習慣の改善
- バランスの取れた食事(繊維質や刺激物は症状に合わせて調整)
- 定期的な運動で体力維持
- ストレス管理(リラクゼーション法やカウンセリング)
- 禁煙
- アルコールは適量に抑える
予後
多くの患者は薬物と生活習慣の調整で症状をコントロールでき、日常生活を送れます。しかし、以下のような合併症が起こるリスクはあります。
- 大腸癌
- 腸穿孔
- 中毒性巨結腸
- 敗血症
症状が疑われる場合は早期に医師の診察を受けましょう。早期診断と適切な治療が合併症予防と予後改善につながります。
