過敏性腸症候群(IBS)の診断方法

診断の概要

過敏性腸症候群(IBS)の診断は、症状に基づいて行われます。検査で腸に活動性の疾患が認められないことが前提です。医師は他の一般的な腸疾患を除外するための検査を実施し、他の原因が排除された結果としてIBSと診断します。

診断手順

  1. 消化器専門医の受診:慢性的な下痢や便秘、頻繁な腹痛がある場合は、消化器内科医の受診を検討してください。
  2. 症状の詳細な説明:排便の頻度、便の色や形状、腹痛が排便やガスで和らぐか、粘液の有無、排便後の不完全感などを医師に詳しく伝えます。
  3. 直腸指診の実施:直腸の圧痛、完全に空になっているか、硬い便の有無を確認するため、デジタル直腸診を受けます。
  4. 便検体の採取:潜血、寄生虫、細菌、白血球などを検査するため、便の検体を医師に提供します。
  5. 直腸鏡検査(プロクトシグモイドスコピー):内視鏡で肛門から約60cmまで腸内を観察します。
  6. バリウム造影検査の準備:医師が指示した場合、バリウム造影で全腸を画像化します。
  7. 他疾患の除外:これらの検査により、癌やポリープ、感染症などの他の腸疾患を除外します。すべての他疾患が除外された後にIBSと診断されます。
  8. 診断の根拠:IBSの診断は、症状と検査結果が陰性であることに基づきます。

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