X線で腹部閉塞をどのように判定するか

腹部閉塞は腸管が何らかの原因で閉塞し、内容物やガスの通過が妨げられる状態です。主な原因は以下の通りです。

  • ヘルニア
  • 胆石
  • 腫瘍

X線で確認できる腹部閉塞の所見

拡張した腸管ループ

最も一般的な所見で、閉塞部位までの腸管が拡張し、空気や液体で膨らんだ様子が画像に映ります。

空気‑液体レベル

腸管内に空気と液体が混在し、水平線状の境界が見られます。これは拡張した腸管ループ内に水平に走る線として映ります。

蠕動運動の消失

通常の腸の波状収縮(蠕動)が低下または停止し、画像上で腸管の動きが観察できなくなります。

腸壁の肥厚

閉塞に伴い腸壁が肥厚し、画像上でぼんやりとした濃度の上昇として現れます。

石灰化

腸壁や腫瘍、狭窄部位にカルシウムが沈着し、白く不透明な斑点として映ります。特に腫瘍や狭窄が原因の場合に見られます。

これらの所見を総合的に評価することで、X線だけでも腹部閉塞の有無を判断できます。

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