腎不全の食事制限とは

制限の理由

腎臓は1日約200リットルの血液をろ過し、余分な水分や老廃物を約2リットル排出します。慢性腎不全患者に課される食事制限は、腎臓への負担を軽減し、病状の進行を防ぐためです。主にたんぱく質、ナトリウム(塩分)、リン、カリウムの摂取を制限します。

たんぱく質の制限

たんぱく質の摂取は体重1kgあたり0.8gが目安とされています。例えば体重68kg(約150ポンド)の人は1日約55g、体重82kg(約180ポンド)の人は約66gまでに抑えるよう指導されます。腎機能が低下すると、たんぱく質の代謝産物を十分に排泄できず、体内に蓄積しやすくなるためです。

ナトリウム・カリウム・リン

ナトリウムの過剰摂取は体内に水分を溜め込み血圧を上昇させます。1日2000mg(小さじ1杯未満)以下に抑えることが推奨されます。カリウムとリンは、腎機能が高度になるまで厳密な制限は必要ありませんが、血中濃度が上昇すると心臓や骨に影響を及ぼすため、医師の指導のもと管理します。

サプリメント

食事制限により不足しがちなビタミンやミネラルは、医師の指示に従って水溶性ビタミンやミネラルのサプリメントで補います。多くの患者は栄養士と連携し、個別の食事プランとサプリメントを調整しています。

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