透析針の正しい貼り付け手順

はじめに

透析は腎機能が低下した方の体内から有害な老廃物を除去する治療です。血液透析(ヘモダイアリシス)では、グラフトやフィステルと呼ばれる血管アクセス部位に針を刺し、血液を透析装置へ送ります。自宅で安全に針を刺すために、以下の手順をしっかり覚えておきましょう。

手順

  1. 医師の許可を得る
    針を刺す前に必ず担当医の許可を取り、透析技師や看護師の指導を受けましょう。
  2. 手とアクセス部位の洗浄
    石鹸を使って手をしっかり洗い、温水でアクセス部位(グラフト/フィステル)を30秒間円を描くようにこすります。アルファベットの歌が歌えるくらいの時間が目安です。洗い流す際は手のひらをカップ状にして温水をかけ、清潔に保ちます。
  3. 乾燥させる
    清潔な紙タオルでアクセス部位を軽くたたくように拭き、別の新しい紙タオルで水分を拭き取ります。手で直接水を止めないように注意してください。
  4. 手袋とアルコール消毒
    治療用チェアに座り、手袋を装着します。アルコールパッドで動脈側と静脈側をそれぞれ拭き、続いてベタジンパッドでも同様に消毒し、1分間乾かします。
  5. 止血帯の装着と穿刺位置の確認
    必要に応じて止血帯を巻き、血管を触診して適切な位置を探します。穿刺部位は互いに指2本分離れた位置にし、圧力が高くなりすぎないようにします。上部が静脈側、下部が動脈側です。まずは動脈側(下部)から、血流が確認できるまで針を斜めに刺します。
  6. 針の固定
    血液が逆流してくる(フラッシュバック)ことを確認したら、少し押し込み、針が腕にしっかり入ったらゆっくり引き上げます。針が腕に固定されたら外科用テープで2回巻き、先端に絆創膏を貼ります。
  7. 静脈側の穿刺と機械接続
    同様の手順で静脈側(上部)を穿刺し、針の下部を少し緩めて血液がラインの下部に流れるようにします。これで透析装置へ接続できる状態です。

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