ダニに刺されると起こるライム病の症状と対策
概要
ライム病はシカダニに刺されることで感染する病気です。ダニが人の血を吸う際に、細菌 ボレリア・ブルグドルフェリ が体内に入り、皮膚発疹やインフルエンザ様症状、関節痛、神経障害など様々な症状を引き起こします。早期に発見すれば治療可能ですが、放置すると数年にわたり症状が続くことがあります。
感染のメカニズム
ダニが人に刺すと血を吸います。48時間以上付着したままだと、細菌が血流に移行し感染が成立します。
症状の出現時期と特徴
- 発赤部(赤い腫れ):刺された部位に数日で小さな赤い腫れが現れ、1〜12インチ(約2.5〜30cm)の同心円状の「ブルズアイ」様発疹(紅斑性遊走性紅斑)へと拡大します。約70〜80%の患者に見られます。
- インフルエンザ様症状:発熱、寒気、倦怠感、筋肉痛などが数日から数週間続くことがあります。
- 関節痛・腫れ:膝関節を中心に関節が腫れ、痛みが移動性に現れます。感染後数日から数か月で出現します。
- 神経症状:顔面神経麻痺や四肢の脱力などが起こることがあります。
稀な合併症
不整脈、睡眠障害、眼の炎症、肝炎など、患者ごとに異なる症状が報告されています。
予防と対処法
- 草むらや林の多い場所では長袖・長ズボンを着用し、足元までしっかり覆う。
- 外出後は全身をチェックし、特に股間、ウエスト帯、膝裏などダニが付きやすい部位を確認する。
- 見つけたダニはできるだけ早く、ピンセットなどで頭部を残さないようにしっかりと除去する。
- ダニが48時間以上血を吸っていた場合は、すぐに医療機関で抗生物質治療を受ける。
注意点
ライム病は単純な治療法がないため、早期発見・早期治療が重要です。感染リスクを軽視せず、適切な服装と体のチェックで予防に努めましょう。
