外傷(けが)

爪が変色した最も一般的な原因は外傷です。つま先をぶつけたり、重いものが爪に落ちたことはありませんか?爪の下の毛細血管が破れ出血すると、黒や赤黒く見えることがあります。腫れや痛みを伴う場合は、冷やすことと鎮痛剤で対処し、症状が続く場合は医師の診察を受けましょう。

外傷を受けた足指の例

ランナーの足指(ランナーズトウ)

ランニング中に靴や靴下が合わないと、足指に強い圧がかかり毛細血管が破れやすくなります。その結果、爪が腫れ黒くなることがあります。痛みが軽い場合は放置しがちですが、適切なサイズのシューズと吸湿性の高い靴下に変えることが予防につながります。

ランニング中の足指

爪白癬(爪真菌感染)

爪白癬は最初は小さな白斑として現れ、見逃しやすいです。ジムやプールなど湿った環境で裸足になると感染リスクが高まります。真菌は暖かく湿った足内部で繁殖し、治療せずに放置すると爪が厚くなり黄色がかり、最終的に黒い斑点が現れることがあります。糖尿病患者は特に注意が必要ですので、疑いがある場合は早めに皮膚科を受診してください。

細菌感染

緑や黒の斑点が爪にできた場合、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の感染が考えられます。この細菌は皮膚に常在していますが、爪と爪床の間に傷ができると増殖します。人工爪や爪磨きの下に閉じ込められることもあります。甘い匂いがすることが特徴です。疑わしい場合は皮膚科で検査・治療を受けましょう。

緑膿菌感染による黒・緑の斑点

メラノーマ(皮膚がん)の警告サイン

上記のどれにも当てはまらない黒い斑点は、まれにメラノーマのサインであることがあります。メラノーマは急速に進行するがんの一種で、早期発見が治療の鍵です。黒斑が増える、形が不規則になる、痛みや出血がある場合は、すぐに皮膚科または泌尿器科で精密検査を受けてください。

メラノーマの例