副腎疲労(二次性副腎不全)は、コルチゾールやアルドステロンの分泌が不足する状態です。副腎皮質で産生されるこれらのホルモンが不足すると、倦怠感、筋力低下、血圧低下などの症状が現れます。

薬物療法

医師は、ステロイド薬(合成コルチコステロイド)で副腎の働きを補います。効果は高いものの、多くの場合生涯にわたって服用が必要です。

コルチゾール補充

コルチゾール産生が低下している場合、グルココルチコイドと呼ばれる合成コルチゾール製剤で代替します。代表的な薬剤はヒドロコルチゾン、コルチゾン酢酸エステル、プレドニゾンで、1日1〜2回の錠剤服用が一般的です。

アルドステロン補充

アルドステロンが不足している場合は、ミネラルコルチコイドであるフルドロコルチゾン酢酸エステル錠を1日1回服用します。併せて食塩摂取量を増やす指導が行われることがあります。

副作用

ステロイド薬の主な副作用は、吐き気、頭痛、不眠、不安、にきび、うつ状態です。重篤な副作用としては、皮疹、顔面や四肢のむくみ、視覚障害、筋力低下などがあります。

注意点

ストレスがかかる状況では、体が必要とするストレスホルモンを副腎が十分に産生できないため、ステロイド薬の追加投与が必要になることがあります。医師の指示に従い、適切な用量調整を行ってください。

生活上のアドバイス(追加情報)

  • 定期的な血液検査でホルモンレベルをモニタリングする。
  • 塩分と水分を適切に摂取し、低血圧の予防に努める。
  • 感染症や外傷などの急性ストレス時は、速やかに医師へ連絡し、ステロイドの増量が必要か確認する。