クッシング症候群の症状
クッシング症候群は、体内のコルチゾールが長期間にわたって高濃度にさらされることで起こるホルモン疾患です。体内で過剰にコルチゾールが産生される場合や、ステロイド系薬剤を長期間使用する場合に発症します。20代から50代に多く見られ、肥満や2型糖尿病がリスク要因とされています。
肥満
クッシング症候群の患者は体重増加や肥満になりやすく、特に上半身や腹部に脂肪がつきやすいです。丸顔(ムーンフェイス)や肩甲骨間に脂肪の盛り上がり(トラクティック・ファット・パッド)も見られます。体重が増えても、腕や脚は細くなることが多く、子どもの場合は成長速度が遅くなることがあります。
皮膚の問題
皮膚は薄くなり、あざができやすくなります。切り傷や擦り傷の治癒が遅く、紫色やピンク色のストレッチマークが背中、腹部、胸部、臀部などに現れます。
女性特有の症状
女性では顔や首、太もも、腹部、胸部に過剰な体毛(多毛症)が生じやすく、月経不順や無月経になることがあります。
男性特有の症状
男性では勃起不全や性欲低下が見られ、また不妊の原因になることもあります。
その他の症状
骨折、頭痛、高血圧、にきび、筋力低下、疲労感、血糖値上昇、うつ症状、頻尿・多飲なども一般的な症状です。
