高トリグリセリド血中濃度のリスクと対策
定義
トリグリセリドは脂肪の一種で、主に食事から摂取されますが、炭水化物から体内でも合成されます。エネルギー源として利用されます。
基準値
成人のトリグリセリド基準は以下の通りです。
- 正常:150 mg/dL 未満
- 境界域:150〜199 mg/dL
- 高値:200〜499 mg/dL
- 非常に高い:500 mg/dL 以上
健康への影響
トリグリセリドが200 mg/dL を超えると、コレステロール値が正常でも脳の血管が詰まる虚血性脳卒中のリスクが高まります。虚血性脳卒中は全脳卒中の約80%を占めます。また、500 mg/dL 以上の極端に高い場合は膵炎を引き起こすことがあります。
関連疾患
トリグリセリドが高い人は糖尿病、肥満、心疾患のリスクも高くなります。甘い食品やアルコールの過剰摂取が原因となることが多く、遺伝的要因も関与します。さらに、HDL(善玉コレステロール)が低いとリスクがさらに増大します。
トリグリセリドを下げる方法
適度な運動とバランスの取れた食事が有効です。運動は余分なトリグリセリドをエネルギーとして消費し、脂質と炭水化物を控えた食事は血中濃度の改善につながります。必要に応じて、医師の処方するトリグリセリド低下薬を使用することもあります。
