中心静脈カテーテル除去時の空気塞栓症予防

機能

中心静脈カテーテル(CVPライン)は、血流へ直接アクセスできる細いシリコンチューブです。薬剤投与、化学療法、輸液、血液採取など、さまざまな目的で医師が挿入を指示します。

カテーテルは頸部の大静脈に皮膚から挿入され、先端は心臓右心房上部の大静脈に位置します。外部は2〜3本のルーメン(管)を持ち、内部では一本に合流しています。

カテーテルは毎日機能確認が必要です。先端の「正圧デバイス」キャップが正しく装着され、テーピングされているか、ドレッシングが清潔で乾いているかをチェックします。

使用しない時は抗凝固剤でフラッシュし、血栓形成を防止します。

除去時の予防策

出血、チューブ内血栓、感染、心拍不整などの兆候が見られたら、中心静脈カテーテルの除去が検討されます。肺穿刺や空気塞栓症のリスクもあります。

空気塞栓症は、血管が開放された状態で大気圧より低い圧力が血管内にあるときに空気が吸い込まれることで起こります。特に心臓上部の頸部・頭部の静脈は大気圧より低く、空気が入りやすいです。

除去時はベッドの頭部を下げ、患者を軽くTrendelenburg体位にし、血管内圧が大気圧を上回るようにします。これにより空気が血管内に流入するのを防ぎます。

除去は必ず医師の直接監督下で、資格のある医療従事者が行い、異常があればすぐに医師へ報告します。

医学的状態 - 関連記事