ポンセティ法による先天性足根拘縮(クラブフット)の治療法
イグナシオ・ポンセティ医師は、手術を行わずに乳児の先天性足根拘縮(クラブフット)を矯正する方法を開発しました。ポンセティ法は、足の解剖学と筋・靭帯の反応を考慮した手技と石膏キャストを組み合わせ、骨の位置を徐々に正しい配列へ導きます。キャスト治療が完了した後は、装具(ブレース)で足の成長方向を維持します。
キャスティング(石膏固定)
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治療は出生後2週間以内に開始するのが理想です。ポンセティ式のキャストは足先から鼠径部までを覆う石膏で作ります。医師のもとで週1回受診し、靭帯や腱をやさしく伸ばしながら新しいキャストを装着します。このプロセスは5〜8週間続け、骨が徐々に正しい位置に整えられます。最後のキャストは3週間連続で装着します。
ブレース(装具)
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足が完全に矯正されたら、再発防止のためにブレースを使用します。キャストを外した当日から装着し、装具が用意できない場合は保持用キャストを代用します。最初の2〜3か月は装具を常に装着し、成長に合わせてバーの長さを調整します。
装着初期の3か月は1日23時間装着し、徐々に減らしていきます。次の月は20〜22時間、以降は18〜20時間、16〜18時間、14〜16時間と段階的に減らします。連続して装着する必要はなく、夜間や昼寝時に装着するのが望ましいです。自立歩行が可能になったら、夜間のみ12〜14時間装着し、4〜5歳まで続けます。
装具の使用方法
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装具を装着させる際は、綿の靴下を履かせ、足を靴に入れます。膝を軽く曲げた状態で足を押し、かかとがしっかり靴の中に収まっていることを確認し、ストラップを締めます。足が上下に動く場合は、かかとが正しく固定されていません。足先が靴の縁からはみ出すようであれば、サイズが2つ大きい靴に交換してください。バーの関節位置には永久マーカーで印をつけ、調整時の目安とします。足の間隔が肩幅程度になるように調整します。
ポンセティ法は、早期に開始すれば手術なしで高い矯正率を得られる標準的な治療法です。適切なキャストと装具の管理が成功の鍵となります。
