前立腺肥大を抑えてサイズを小さくする方法
前立腺とは
前立腺はくるみの形をした小さな臓器で、射精時に精子に栄養を与える液体を分泌します。大半の男性は20代前半で前立腺の成長が止まり、40代前半になると加齢に伴い再び肥大し始めます。これを良性前立腺肥大(BPH)と呼びます。BPH自体は必ずしも健康上の問題ではありませんが、肥大した前立腺が尿路や性機能に影響を及ぼすと症状が現れます。
前立腺肥大の主な症状
- 排尿時や射精時の痛み
- 尿が途切れ途切れになる、残尿感、尿漏れ
- 重症例では排尿・射精ができなくなることも
- 頻繁な尿路感染症の発生
対処ステップ
- 症状を認識する
尿や射精に違和感がある場合は、前立腺肥大のサインかもしれません。特に痛みや尿の途切れ、残尿感は早めにチェックしましょう。
- 泌尿器科を受診する
医師は直腸診で前立腺の大きさ・硬さ・圧痛を確認し、血液・尿検査でPSA(前立腺特異抗原)や感染の有無を調べます。必要に応じて前立腺組織の生検を行い、前立腺炎や前立腺癌など他の疾患を除外します。
- 基礎疾患を治療する
前立腺肥大が感染や炎症による二次的なものの場合、根本の感染症や炎症を治療すれば自然にサイズが縮小します。
- 酵素阻害薬の使用を検討する
プロスカー(フィナステリド)やアボダート(デュタステリド)などの5αリダクターゼ阻害薬は、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのを抑え、前立腺の肥大を徐々に縮小させます。効果が出るまでに数か月〜1年かかり、再肥大防止のために長期服用が必要になることがあります。
- 手術療法を検討する
薬物療法で改善しない場合は、前立腺の一部を切除する手術(経尿道的前立腺切除術など)や、放射線治療を選択肢に入れます。手術は回復に数週間かかり、勃起機能への影響リスクがあります。放射線治療は麻酔不要で侵襲は低いものの、正確性や治療期間に差があります。手術は最終手段として、医師と十分に相談した上で決定してください。
