脾臓損傷の原因と主な症状
脾臓は左胸部の下、肋骨のすぐ下に位置する臓器で、血液を濾過し感染から体を守る重要な役割を担っています。脾臓が損傷(脾破裂)すると、急激な内部出血が起こり、放置すると重篤な症状や死亡に至る危険があります。疑いがある場合は速やかに医療機関を受診してください。
原因
- 交通事故や転倒などの外傷で、直接的な衝撃や左側肋骨の骨折が脾臓を傷つけることが多いです。
- 格闘やコンタクトスポーツ(ホッケー、フットボールなど)でも同様のリスクがあります。
- 感染症と闘っていると脾臓が腫大しやすくなり、外傷に対して脆弱になります。脾腫(splenomegaly)は、脾臓が異常に大きくなり、正常な血球まで除去してしまう状態です。
腹部痛
- 左上腹部、肋骨下部に局所的な鋭い痛みが現れます。痛みが強いほど、脾臓自体の損傷が疑われます。
- 痛む部位は触れると打撲痕が見られ、圧痛を伴うことが多いです。
背部痛
- 左側背部、特に下部背部に局所的な痛みや腫れが現れることがあります。
- 肩甲骨周辺の痛みや、左肩の違和感も脾臓損傷のサインとなります。
胸部痛
- 左胸部や左肩に痛みが走ることがあります。心筋梗塞と似た症状ですが、脾臓損傷の場合は胸部の圧痛や打撲痕が見られます。
- 肋骨への外傷があると呼吸が浅くなり、肺への負担で息切れを感じることもあります。
低血圧・ショック症状
- 脾臓が破裂すると大量の血液が腹腔内に漏れ、急激な血圧低下を招きます。
- めまい、失神、倦怠感、混乱、視界のぼやけ、吐き気・嘔吐などの症状が現れます。
上記の症状がいずれかに該当する場合は、すぐに救急医療を受けることが重要です。
