血栓のサインと症状とは

血栓は体内のどこにでもできる可能性があります。最も多い部位は心臓、肺、腹部、脚ですが、目や子宮でも生じることがあります。血管が損傷すると血液が凝固し、血栓が形成されます。通常は自然に溶解し再吸収されますが、溶解しない場合は以下のような警告サインが現れます。

脚の痛み(深部静脈血栓症)

脚の血栓は主に血流不全や長時間の安静が原因で起こります。血栓が血管に残ると、血液が側枝に流れ、痛み、圧痛、発赤、腫脹が生じます。放置すると肺塞栓症などの重篤な合併症につながるため、速やかな医療受診が必要です。

胸の痛み

心房細動などで心臓の拍動が不規則になると、心房内に血液が滞留し血栓ができやすくなります。血栓が剥離して冠動脈や肺動脈に詰まると、胸痛や心筋梗塞、場合によっては致死的な脳卒中を引き起こすことがあります。

息切れ(肺塞栓症)

脚の血栓が血流に乗って肺へ運ばれると、肺動脈が閉塞し息切れや喘鳴、皮膚のチアノーゼが現れます。軽度でも早期治療が不可欠です。

子宮頸部の痛み

月経時に子宮内で血液が滞留すると血栓ができ、子宮頸部に圧迫感や痛みを伴います。通常は自然に排出されますが、強い痛みや長時間続く場合は医師の診察を受けましょう。

目の異常(結膜出血)

結膜の血管が破れると白目に血が溜まり血栓が形成されます。外傷、咳、強い目のこすりなどが原因です。多くは2週間以内に自然消失しますが、視力低下や持続的な出血がある場合は専門医の診察が必要です。

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