非定型虫垂炎の主な症状と診断のポイント

概要

虫垂炎は虫垂が炎症を起こし、内部に液体がたまる状態です。通常はへその周辺から痛みが始まり、徐々に右下腹部へと広がりますが、妊婦・高齢者・小児などでは非定型の症状が現れ、診断が難しくなることがあります。

非定型症状の例

痛み

非定型の虫垂炎では、痛みが軽度から中等度で、時間とともに悪化したり位置が変わったりしないことがあります。典型的にはへそ周辺の痛みが6〜12時間で右下腹部へ移動しますが、非定型では痛みがそのままで強さも変わりません。

圧痛(触診時の痛み)

多くの患者は腹部に圧痛や過敏感を示しますが、非定型の場合は圧痛が軽微であったり、まったく感じられないことがあります。

便秘

便通の変化、特に排便回数の減少や便が硬く乾燥することが非定型症状として現れます。痛みや圧痛が伴わないと、便秘と誤診されやすいです。

下痢

逆に、下痢が頻繁で水様便になることも非定型症状の一つです。こちらも痛みや圧痛が欠如していると、他の疾患と誤診されるリスクがあります。

発熱

典型的には低熱(約37.8〜38.3℃)が見られますが、非定型では発熱が全く起こらないことがあり、診断がさらに困難になります。

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