腎臓が果たす酸塩基バランスの役割
酸塩基バランスにおける腎臓の機能
血漿が酸性に傾くと、血管や心臓の平滑筋を徐々に刺激し損傷します。腎臓はこの状態を是正する重要な役割を担っています。
肺は二酸化炭素(12,000〜13,000 mmol/日)を排出しますが、腎臓は炭酸水素イオン(4,000〜5,000 mmol/日)を除去します。除去は近位尿細管と遠位尿細管の二つの機構で行われます。
正常な血液化学
血液のpHは約7.4で、細胞がグルコースをエネルギーに変える速度を調整します。pHはバッファーや酸・アルカリの添加で維持され、二酸化炭素は体内で最も多い酸性物質で炭酸を形成します。適切な食事と健康的な生活習慣により、体は血液の酸度をバランスさせることができます。
異常な血液化学
血液の酸性が長時間続くと、皮膚の発疹、風邪様症状、頭痛、アレルギーなどの初期症状が現れます。重篤な場合は、体重増加、ガスや膨満感、筋肉の硬直、倦怠感などが見られ、免疫力低下に繋がります。
腎臓によるpH調整の仕組み
肺が呼吸で酸を排出するのと同様に、腎臓は血液を濾過して酸を除去します。血中の酸が過剰になると、腎臓は炭酸水素イオンを再吸収し、余剰分を尿中に排泄します。食事の消化過程で生じた酸は、腎臓によって日々少量ずつ除去されます。
食事と腎臓の関係
肉類、精製糖、魚、卵は酸性物質を生成し、果物や野菜はアルカリ性を供給します。血液のpHが乱れると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。定期的な健康診断で腎機能をチェックすることが重要です。
