足底筋麻痺(ドロップフット)の治療と対策

足底筋麻痺(ドロップフット)は、足の前部を持ち上げることが難しくなり、歩行時につま先が引きずられる状態です。神経・筋肉・解剖学的な問題が原因で、一時的または永続的に起こります。以下に主な治療法を紹介します。

装具とスプリント

足底筋麻痺の足を正しい位置に保つために、装具やスプリントを使用します。足首用の装具は足先が下がらないように固定し、医療用品店で入手できます。スプリントは靴の中に装着し、同様の効果があります。永久的に前足部の動きが失われた患者に最適です。

理学療法

歩行機能に大きな変化がある場合は、理学療法で筋力を回復させます。ヒールリフトや足指屈曲などのエクササイズで足首と足の筋肉を鍛え、正常な歩行を目指します。重度の場合は、完全に歩行を再訓練するプログラムが必要になることがあります。

神経刺激

電気的な神経刺激やインプラントは、腓骨神経の機能を補助します。小型バッテリー式の刺激装置を脚に装着することで、歩行時に足が自然に持ち上がります。特に脳卒中後のドロップフットに有効です。

2009年にBioness社が発売した「NESS L300 Foot Drop System」は、米国理学療法協会(APTA)に承認された初の装具型神経刺激装置です。

手術

神経や脊髄の障害が原因の場合、外科的修復が検討されます。手術は成功率が限られ、回復に時間がかかります。適応やリスクについては主治医と十分に相談してください。

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