閉経期のホットフラッシュと夜間の発汗
閉経(更年期)は、女性が月経が止まり、妊娠できなくなる直前の時期です。ほぼすべての女性が経験し、主な症状としてホットフラッシュや夜間の発汗があります。これらは30秒から30分続くことがあり、対処法を工夫すれば軽減できます。
原因
ホットフラッシュや夜間の発汗の正確な原因は完全には解明されていませんが、エストロゲンの減少とともにFSHやLHといったホルモンが上昇することが関与していると考えられています。体内のホルモンバランスが乱れると、血流や体温調節機能が変化し、症状が現れやすくなります。
ホットフラッシュ
ホットフラッシュは、体全体が一瞬にして熱くなり、顔が赤くなる現象です。皮膚表面近くの血管が拡張して体温を下げようとし、同時に大量の汗が出てクーリングを試みます。発作は数十秒から数分続くことがあります。
夜間の発汗
夜間の発汗は、睡眠中に大量の汗をかく状態で、寝ている間にシーツや衣類がびっしょり濡れることがあります。発汗が強いと睡眠が中断され、何度も目が覚めることがあります。
治療法
症状を軽減するための一般的な対策は次のとおりです。
- バランスの取れた食事と適度な低負荷運動を心がける。
- 通気性の良い薄手の衣服を選び、室内は涼しく保つ。
- ゆっくりとした深呼吸でリラックスする。
- 必要に応じてホルモン補充療法(HRT)を検討する。
- タンポポ、ヤマゴボウ、当帰、イエロードック、レッドクローバー、大豆などのハーブサプリが有効な場合がある。
- カルシウムとビタミンB、E、C を適量摂取する。
予防・回避策
ホットフラッシュや夜間の発汗を予防するために、以下の点に注意しましょう。
- 辛い食べ物や酸味の強い食べ物、カフェイン、熱い飲み物、アルコールは症状を誘発しやすいため控える。
- ストレスを減らし、怒りや過度な緊張を避ける。
- 温泉やサウナなどの高温環境、暖かすぎる部屋、たばこも避ける。
