舌の感染症(舌炎)
舌の感染症は医学的には「舌炎(Glossitis)」と呼ばれます。米国国立医学図書館によると、感染した舌は腫れ、色が変わります。症状は軽度から重度まであり、細菌感染、外傷、既存の疾患が原因で舌が炎症を起こす状態です。
特徴
感染した舌は腫れ、痛みを伴います。重症例では飲食や会話が困難になるほど腫れ上がります。舌の色は暗赤色から鮮やかな赤までさまざまで、乳頭(舌の表面の小さな突起)が減少し、表面が異常に滑らかになることがあります。
原因
高温の食べ物や飲み物、辛い食事、アルコール、タバコなどが舌に刺激を与えると感染しやすくなります。また、舌を噛んだり切ったりした外傷も原因です。ヘルペスウイルス感染、アレルギー、貧血、梅毒、口腔乾燥症などの基礎疾患も舌炎を引き起こすことがあります。
診断
舌炎の診断は主に視診で行われ、腫れ、変色、乳頭の欠損などを確認します。外傷や刺激物によるものかどうかを評価し、必要に応じて血液検査や培養検査で基礎疾患や細菌感染の有無を調べます。
治療
軽度の舌炎は口腔衛生の徹底(歯磨き・フロス)で改善します。細菌が原因の場合は抗生物質が処方されることがあります。再発を防ぐために、辛い食べ物やアルコール、タバコの摂取を控える生活指導が行われます。
影響・合併症
放置すると舌の腫れが進行し、噛む・飲み込むことが困難になるだけでなく、舌が気道を塞いで呼吸困難を招く恐れがあります。重篤な場合は生命に関わる危険があるため、早期の治療が重要です。
