消化性潰瘍の診断と検査方法
消化性潰瘍は、胃・食道・上部小腸(十二指腸)の粘膜にできる開放性の潰瘍です。胃にできたものは胃潰瘍、十二指腸にできたものは十二指腸潰瘍と呼ばれます。主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌(H. pylori)の感染や過度の胃酸分泌です。
症状
- 胸骨と臍の間に燃えるような痛み
- 吐き気・嘔吐
- 食欲不振や体重減少
- 血液が混ざった黒い便(メレナ)や血便
血液検査
- ヘリコバクター・ピロリ抗体を測定し、感染の有無を確認します。
呼気テスト
- 放射性炭素標識の飲料を摂取後、呼気中の二酸化炭素を測定し、H. pylori の存在を判定します。
糞便検査
- 糞便中の抗原を検出することで、H. pylori の感染状態と治療効果を評価します。
画像診断・内視鏡検査
- 上部消化管X線検査(バリウム検査)で潰瘍の形態を確認できる場合があります。
- 内視鏡検査では、カメラ付きチューブを食道・胃・十二指腸まで挿入し、直接潰瘍の有無や状態を観察します。
