右腹部の慢性疼痛:原因・症状・診断・治療のポイント

右腹部の慢性痛はさまざまな疾患が原因で起こります。痛みが上部にあるか下部にあるかは診断の重要な手がかりです。また、近くの臓器(例:食道下部の炎症)からの放散痛であることもあります。

原因

  • 便秘
  • 腎臓結石
  • 炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)
  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • 憩室炎
  • 骨盤炎症性疾患
  • 子宮内膜症

症状の特徴

  • 持続的な鈍い痛み
  • 痛みが強くなったり和らいだりする波がある
  • 数日から数週間続くこともある
  • 咳やくしゃみで痛みが増すことがある

診断

  • 医師による身体診察と痛みの部位・性質の聴取
  • 画像検査(X線、CT、超音波)や内視鏡検査
  • 必要に応じて探索的手術

治療

  • 基礎疾患に応じた薬物療法(例:抗炎症薬、抗生物質)
  • 疼痛緩和のための鎮痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン、コデインなど)
  • 重症例では外科的治療が検討されることもある

留意点

  • IBSやIBDは検査結果が正常でも症状が出ることがあり、診断が難しい場合がある
  • 症状が急激に悪化したり、発熱・嘔吐・血便などがある場合は速やかに医療機関を受診することが重要

医学的状態 - 関連記事