左骨盤と睾丸の痛み
一般的な原因
左側の骨盤や睾丸に痛みが生じる主な原因は、外傷や感染症です。最近の外傷であれば、組織損傷や残存する炎症が痛みの原因となります。また、鼠径部を経由して広がる感染症も考えられます。代表的な感染症には、クラミジア感染、精巣上体炎(エピディディミティス)、精巣炎(オルチティス)があります。その他、腎臓結石や流行性耳下腺炎(おたふく風邪)も左骨盤付近の痛みを引き起こすことがあります。
重篤な睾丸疾患
睾丸に関わる重篤な疾患として最も緊急性が高いのは精巣捻転です。捻転により血流が遮断され、放置すると睾丸壊死に至ります。その他、精巣癌、精巣嚢胞(精巣内液体貯留)、可動性睾丸(陰嚢内に引き込まれる)なども痛みを伴うことがあります。
注意喚起
特に精巣捻転が疑われる場合は、直ちに医療機関を受診してください。男性の鼠径部や睾丸の痛みは、繁殖機能や性機能に影響を与える可能性があるため、放置は禁物です。
軽度の痛みの対処法
痛みが軽度で深刻な原因が除外できる場合は、市販の鎮痛剤(アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン等)で対処できます。横になるときにタオルやスポーツサポーターで睾丸を支えると痛みが和らぎます。腫れを伴う場合は、タオルで包んだ氷嚢を適宜使用して冷やすと腫脹が抑えられます。
予防・対策
コンタクトスポーツでの外傷が原因の場合、今後はアスレチックサポーターや保護具を使用してください。性行為による感染症が原因の場合は、コンドームの使用で再感染を防止し、痛みの再発を防ぎます。
