PKU(フェニルケトン尿症)に適した低タンパク質食
PKU(フェニルケトン尿症)とは
PKUは、体内でフェニルアラニンという必須アミノ酸を分解できない遺伝性疾患です。フェニルアラニンは食事から摂取しなければならず、分解酵素が欠損していると血中濃度が上昇し、脳機能に障害をもたらす可能性があります。したがって、食事中のタンパク質(特にフェニルアラニン)を制限し、血中濃度を管理することが重要です。
低タンパク質食の基本
PKU患者に推奨される食事は、可能な限り高タンパク食品を避けることです。ワシントン大学PKUクリニックが提案する食事ピラミッドでは、以下のような食品が中心となります。
- ジュース、果物、野菜
- 低タンパク質の特別製パンやパスタ
- 米、普通のパスタ、トウモロコシ、フライドポテト、ジャガイモ、エンドウ豆
一方、次の食品はフェニルアラニンが多く含まれるため、摂取を極力控える必要があります。
- チーズ、ピーナッツバター、ハンバーガー、ナッツ類、鶏肉、リフライドビーンズ、牛乳、ステーキ、豚肉、卵
PKU向けの食事例
以下は、1日の食事例です。
- 朝食:低タンパク質シリアルまたはオートミールにトースト1枚、リンゴ1個。
- 昼食:鶏肉(30〜60g)を挟んだサンドイッチ(レタス、トマトたっぷり)とフルーツジュース。
- 夕食:鶏肉または魚(30〜60g)とベイクドポテト2個、ブロッコリー、エンドウ豆。
- 間食:果物1〜2個。
食事は個人のフェニルアラニン許容量に合わせて調整し、医師や管理栄養士と相談しながらプランを作成してください。
