ヘルニア手術後の運動ガイド
標準的な推奨事項
ヘルニアの種類や手術方法(腹腔鏡手術か開腹手術か)により回復期間は異なります。一般的には手術後2週間は腹部の筋肉を伸ばしたり引っ張ったりする動作を避けるよう指示されます。その後の2〜3週間で軽いコンディショニングやレジスタンス運動を開始し、4週目からは腹筋強化やウォーキングを徐々に取り入れます。
腹腔鏡手術の場合、非接触スポーツは手術後6〜8週間で、接触スポーツは8〜10週間で再開可能とされています。一方、開腹手術の場合は非接触スポーツは6〜8週間、接触スポーツは8〜10週間待つ必要があります。
ランニングを再開する際は、まず歩くことから始め、徐々にウォーキングとジョギングを交互に行い、毎回のトレーニングでスピードと距離を約10%ずつ増やすようにします。ゴルフを行う場合は、スイングの回転動作が問題にならないか、必ず医師に確認してください。
腹筋エクササイズ
医師の許可が出るまで、特に数か月は腹筋運動を控えるのが安全です。ヘルニア修復後は腹部に弱い部分が残ることがあるため、無理な負荷は避けましょう。
安全に腹筋を鍛える例として、硬い床の上で膝を上げた状態で行うクランチがあります。肩甲骨への圧力を減らすことに意識し、手は頭の後ろではなく床に置いたままにします。息は上体を起こすときに吐き、呼吸を止めないようにします。最初は15回を1セットとし、数日おきに休息を入れながら、2〜3週間で3セットに増やします。肩甲骨を床から2〜3インチ(約5〜7cm)持ち上げるようにし、痛みが出たらすぐに中止します。最終的な目標は上体を45度、可能ならそれ以上に上げることです。
他の腹筋エクササイズとしては、頭を足元に置いた状態で仰向けに寝て、両脚を約30cm程度持ち上げ、足を広げる動作(抵抗バンドやパートナーの押しに対抗)や、脚を自転車漕ぎのように回すエクササイズがあります。
