抗生物質性腸炎の主な症状とは
抗生物質性腸炎(抗生物質関連腸炎)は、抗生物質の服用により大腸内の腸内細菌バランスが崩れ、悪玉菌が増殖して腸壁が炎症を起こす状態です。この炎症がさまざまな不快症状を引き起こします。
腸の機能障害(下痢)
悪玉菌が産生する毒素が腸壁を刺激し、炎症が起こると水分吸収が不十分になり、便が速く通過します。その結果、便から水分が十分に吸収されず、 watery な下痢が現れます。下痢は頻繁な排便や排便の切迫感を伴うことが多いです。
血液・粘液の混入
炎症が進行すると、血液や粘液が便に混ざることがあります。血便は黒くタール状になるか、赤い痕跡が見られます。粘液は鼻水のように透明または白っぽく見えるのが特徴です。
腹痛・痙攣
大腸の筋肉は規則的に収縮・弛緩して便を搬送しますが、炎症によりこのリズムが乱れ、過度の収縮が起こります。そのため、腹部に痛みや痙攣感が生じます。
吐き気
腸内の毒素や炎症が消化管全体に影響を及ぼすことで、吐き気を感じることがあります。特に便が速く通過すると、胃腸全体の働きが乱れやすくなります。
発熱
炎症が強くなると体温が上昇し、101°F(約38.3°C)以上の発熱を伴うことがあります。
脱水
下痢により体内の水分が失われやすく、十分に吸収されないため脱水症状が起こります。口渇やめまい、尿量の減少などが見られたら注意が必要です。
