マラリアの原因と感染経路
マラリアは、毎年世界で約2億〜3億人が罹患し、約300万人が死亡する感染症です。特に高温多湿で蚊が多く生息する地域で深刻な問題となっています。
定義
マラリアは、赤血球を破壊する原虫(プラスモジウム属)が体内に侵入することで起こります。感染した蚊に刺されると、原虫は血流に入り肝臓で成熟し、その後赤血球に侵入・増殖します。赤血球が破裂すると新たな原虫が放出され、感染が拡大します。
直接感染
最も一般的な感染経路は、プラスモジウムに感染した蚊に刺されることです。プラスモジウムは4種(P. falciparum、P. vivax、P. malariae、P. ovale)がありますが、致死率が最も高いのはP. falciparumです。
間接感染
蚊が一度マラリア患者を吸血すると原虫を取り込み、次に別の人を刺すことで二次感染が起こります。このように、蚊が媒介する二段階の感染も重要です。
輸血による感染
医療インフラが整っていない地域では、献血された血液が十分に検査されないことがあります。その結果、感染した血液が輸血されるとマラリアに罹るリスクがあります。
汚染された注射針
医療現場や薬物使用者間での針やシリンジの再利用は、感染した原虫が残っている場合にマラリアを伝播させる原因となります。特に医療資源が限られた国で問題視されています。
まとめ
マラリアは主に蚊を介した感染が中心ですが、輸血や汚染針による二次感染も無視できません。予防には蚊の駆除・防護、血液検査の徹底が重要です。
