潰瘍性大腸炎の種類と治療法

潰瘍性大腸炎は大腸に炎症が起こる炎症性腸疾患の一つで、主に若年から中年にかけて発症します。原因は遺伝的要因、感染、アレルギー、免疫系の異常などが関与していますが、単一の原因は特定されていません。炎症がある部分とない部分が交互に存在し、炎症がない部分は弱くなりやすく、合併症のリスクが高まります。

潰瘍性直腸炎(Ulcerative Proctitis)

炎症が直腸に限局する場合で、下痢や腹痛、排便が間に合わない感覚、便に血が混じるなどの症状がみられます。

直腸・S状結腸炎(Proctosigmoiditis)

炎症が直腸とS状結腸に及ぶタイプです。下痢や血便に加え、左側腹部の痙攣感が特徴的です。

左側結腸炎(Left‑Sided Colitis)

炎症がS状結腸から下行結腸まで拡がり、症状はより重くなります。食欲不振や体重減少、左側腹部の強い痛みが出ます。

全結腸炎(Pancolitis)

結腸全体に炎症が広がる状態で、腹部全体に痛みが広がります。下痢、血便、体重減少などの症状が顕著です。

重症潰瘍性大腸炎(Fulminant Colitis)

最も重篤な形態で、入院治療が必要です。点滴での薬剤投与や手術が検討され、腸が破裂や拡張(トキシック・メガコロン)に至る危険があります。食事が取れずショックや敗血症に陥ることもあります。

治療法

症状の寛解は可能で、食事療法や炎症を抑える薬(ステロイドなど)が中心です。貧血がある場合は鉄剤や輸血が必要になることがあります。ビタミンや水分補給も重要です。重症例では結腸切除手術が行われます。

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