カリウム濃度と健康への影響
重要性
体内の電解質バランスの中でも、カリウムは特に重要です。過剰なカリウムは筋肉、特に心筋の収縮を異常にし、最悪の場合は致死に至ります。一方、カリウムが不足すると筋力低下や不整脈が起こります。
機能
カリウムは心拍の調整、体液バランス、筋肉・神経の伝導、血糖を筋肉のエネルギー源であるグリコーゲンに変換する役割を担います。低カリウム(低カリウム血症)の初期症状は筋力低下や倦怠感です。逆に高カリウム(高カリウム血症)の初期症状は筋肉の痙攣で、精神状態の変化も見られることがあります。
考慮すべき点
カリウムは体内でナトリウムと拮抗関係にあります。過剰なナトリウム摂取はカリウムの低下を招くことがあります。激しい運動をする人は、汗でカリウムが失われるため、摂取量を増やす必要があります。また、嘔吐や下痢が続くとカリウムが失われ、2日以上続く場合は医師の診察が必要です。
予防・対策
カリウムはサプリメントや食品から補うことができます。バナナ、リマ豆、アボカド、ジャガイモはカリウムが豊富です。最近はカリウム強化ヨーグルトも販売されています。これらを週に数回取り入れることで、適正なカリウムレベルを維持できます。
警告
重度のカリウムバランス異常は医療機関での治療が必要です。急激な筋力低下が休息で改善しない、心拍の乱れ(速すぎる・遅すぎる)、長時間続く嘔吐・吐き気、急な意識変容などの症状が現れたら、すぐに医師に相談してください。
