痔核バンドリング治療
痔核バンドリング手術の概要
痔核バンドリングは、肛門周辺の痛みを伴う慢性痔核を根本的に除去するための処置です。痔核は排便時のいきみ、妊娠、加齢、下痢などが原因で内側または外側に発生します。バンドリングは多くの場合、症状の一時的な緩和ではなく、永久的な解決を目指しますが、全員に効果があるわけではありません。
手術の手順
医師は痔核の根元にゴムバンドを装着し、血流を遮断します。血液供給が止まることで数日以内に痔核は自然に落ちます。
痛みが強い場合は局所麻酔を、複数の痔核を処置する場合は全身麻酔を使用します。
回復期間と注意点
痔核は数日で消失しますが、回復には数日から数週間かかります。術後数日間は痛みや出血(最大2週間)が見られることがあります。
排便衝動やガスが出やすくなることがあります。便が硬くならないよう、食物繊維を多く含む食品と十分な水分を摂取し、便秘を防ぎましょう。
重いものを持ち上げる、いきみを伴う排便は避けてください。再発のリスクが高まります。
痛みの緩和方法
市販の鎮痛剤を使用し、1日に数回の坐浴(シッツバス)で患部を清潔に保ち、痛みを和らげます。
医師の指示がある場合は、適切な軟膏やクリームを塗布してください。
バンドリングが適しているかの判断基準
複数の痔核や慢性的な再発がある場合はバンドリングを検討します。
痔核が肛門外に突出しない程度であれば、バンドリングは推奨されません。
比較的低コストで効果が期待でき、食事の改善(食物繊維と水分の摂取)を継続すれば再発防止につながります。
バンドリングが不適切なケース
2〜3回のバンドリングを行っても痔核が消えない場合、外科的切除が検討されます。手術は回復期間が長く費用も高くなりますが、永久的な解決が期待できます。
