乾癬(かんせん)の治療法

乾癬とは

乾癬は皮膚の細胞が異常に速く増殖する疾患で、赤く炎症した斑点ができ、鱗屑、かゆみ、乾燥を伴います。免疫系の働きが乱れ、正常なT細胞が皮膚の細胞を過剰に刺激することが原因です。根本的な治癒法はまだ確立されていませんが、症状を大幅に改善する治療法は多数あります。

主な治療法

  1. ステロイド外用薬の使用

    医師に処方してもらうコルチコステロイドクリームは、免疫抑制によりかゆみや細胞増殖を抑えます。軽度から中等度の乾癬に適し、弱いものから強力なものまで種類があります。

  2. ビタミンA誘導体(レチノイド)

    もともとはにきび治療薬として開発された外用レチノイドの一つ、タザロテンはDNA合成を正常化し炎症を軽減します。

  3. 市販薬の活用

    サリチル酸は市販の製剤として入手でき、角質を軟化・除去します。シャンプータイプは頭皮の乾癬にも使用できます。

  4. コールタール製剤

    クリーム、オイル、シャンプー、ローションなどがあり、かゆみ・炎症・鱗屑を緩和します。

  5. 内服薬

    外用薬が効果を示さない場合、メトトレキサート、シクロスポリン、バイオロジック薬、ヒドロキシウレアなどの内服薬が使用されます。鱗屑の減少、かゆみの緩和、免疫抑制が期待できます。

  6. 日光浴

    自然光に含まれる紫外線は炎症と皮膚細胞のターンオーバーを抑制します。5〜10分程度、数回に分けて日光を浴びると効果的ですが、長時間は逆効果になることがあります。

  7. 光線療法(PUVA)

    「プサロレン+UVA(PUVA)」は、プサロレンという薬剤を皮膚に塗布し、続いてUVA光を照射する治療法です。鱗屑を乾燥させ、症状を改善します。

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