乾癬(かんせん)の治療法
乾癬とは
乾癬は皮膚の細胞が異常に速く増殖する疾患で、赤く炎症した斑点ができ、鱗屑、かゆみ、乾燥を伴います。免疫系の働きが乱れ、正常なT細胞が皮膚の細胞を過剰に刺激することが原因です。根本的な治癒法はまだ確立されていませんが、症状を大幅に改善する治療法は多数あります。
主な治療法
- ステロイド外用薬の使用
医師に処方してもらうコルチコステロイドクリームは、免疫抑制によりかゆみや細胞増殖を抑えます。軽度から中等度の乾癬に適し、弱いものから強力なものまで種類があります。
- ビタミンA誘導体(レチノイド)
もともとはにきび治療薬として開発された外用レチノイドの一つ、タザロテンはDNA合成を正常化し炎症を軽減します。
- 市販薬の活用
サリチル酸は市販の製剤として入手でき、角質を軟化・除去します。シャンプータイプは頭皮の乾癬にも使用できます。
- コールタール製剤
クリーム、オイル、シャンプー、ローションなどがあり、かゆみ・炎症・鱗屑を緩和します。
- 内服薬
外用薬が効果を示さない場合、メトトレキサート、シクロスポリン、バイオロジック薬、ヒドロキシウレアなどの内服薬が使用されます。鱗屑の減少、かゆみの緩和、免疫抑制が期待できます。
- 日光浴
自然光に含まれる紫外線は炎症と皮膚細胞のターンオーバーを抑制します。5〜10分程度、数回に分けて日光を浴びると効果的ですが、長時間は逆効果になることがあります。
- 光線療法(PUVA)
「プサロレン+UVA(PUVA)」は、プサロレンという薬剤を皮膚に塗布し、続いてUVA光を照射する治療法です。鱗屑を乾燥させ、症状を改善します。
