硬化療法(スクリオセラピー)による痔核治療

痔核(痔核)の概要

痔核は、肛門や直腸の静脈が炎症や腫れを起こすことで生じます。内痔核と外痔核があり、外痔核は痛みが強く、排便時にトイレットペーパーや便器に血が付くことがあります。痔核は脱出度合いに応じて1度〜4度に分類されます。

硬化療法(スクリオセラピー)とは

硬化療法は、内痔核に対して行う注射治療です。硬化剤(化学薬品または生理食塩水)を痔核の基部に注入し、血管を炎症させて瘢痕化させ、痔核を萎縮・壊死させます。

メリット

  • 外来で実施でき、入院不要。
  • 比較的低コストで、効果が長期間持続する。
  • 施術後1週間程度で痔核が自然に脱落し、効果は約1年続くことが多い。
  • 高齢者にも適用可能。

デメリット

  • 適応は1度・2度の小さな痔核に限られ、大きな痔核には効果が不十分。
  • 根本的な治癒ではなく、1年程度で再発する可能性がある。

適応痔核の種類と有効性

  • 1度の小さな痔核や出血を伴う痔核に最も効果的。
  • 2度の軽度脱出痔核でも十分な効果が期待できる。
  • 3度以上の高度脱出痔核や潰瘍性大腸炎など合併症がある場合は適応外。

主な合併症

  • 注射部位からの軽度出血(圧迫で止血可能)。
  • 施術後1日程度の疼痛。
  • 硬化剤が静脈内に直接注入された場合、口の中に不快な味がしたり、肝臓領域に不快感が生じることがある。この場合は直ちに注射を中止する。

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