肝臓が拡大する原因とは?
肝臓は体の右側、横隔膜のすぐ後ろに位置し、血液のろ過、ビタミンの貯蔵、胆汁の生成、糖質の貯蔵(グリコーゲン)など、身体の正常な機能に欠かせない重要な臓器です。肝臓が拡大すること自体は疾患ではなく、何らかの基礎疾患が原因で起こります。以下に主な原因をまとめました。
がん
白血病は白血球が異常に増加する血液のがんで、骨髄だけでなく肝臓が腫れることがあります。また、転移性がんは他の部位から肝臓にがん細胞が広がり、肝臓肥大を引き起こします。
ヘモクロマトーシス
ヘモクロマトーシスは食事から摂取した鉄が過剰に体内に蓄積される遺伝性疾患です。余分な鉄は肝臓をはじめとする臓器に沈着し、肝臓が拡大します。治療法としては、定期的な血液除去(瀉血)により鉄分を減らす方法があります。
アルコール
過度の飲酒は脂肪肝や肝硬変を引き起こし、肝組織が硬くなり腫れる原因となります。アルコールは判断力や視覚の低下、がん・心疾患・肥満のリスク増大など、身体に多くの有害影響を及ぼします。
肝炎
肝炎は肝細胞が炎症を起こす疾患で、A型、B型、C型、D型、E型があります。主に糞口感染や血液感染により広がり、いずれの型でも肝臓が腫れることがあります。
感染症
エプスタイン・バーウイルス(EBV)は伝染性単核球症(モノ)を引き起こし、発熱・倦怠感・咽頭痛に加えて肝臓が腫れることがあります。唾液や汚染された食器、飛沫感染で広がります。
