目的

ストレステストは、医師が心臓の機能を身体的負荷下で評価するための検査です。通常はトレッドミルやエアロバイクに乗り、心拍数を目標値まで上げます。薬剤で同様の効果を得る場合もありますが、身体的に可能であれば運動が基本です。検査中は心拍や呼吸がモニタリングされるため、過度に心配する必要はありません。

達成できない原因

目標心拍数に到達できない人もいますが、心臓がそれを出せないわけではありません。むしろ、以下のような要因で検査が中止されることがあります。

  • 極度の息切れで続行できない
  • めまいを感じる
  • 胸部に中等度の痛みが出る
  • 不整脈が出現する
  • 血圧が急激に変動する

検査の意義

この検査で得られる情報は、全身の体力評価だけでなく、心臓への血流量や心筋の健康状態、冠動脈疾患の有無などを判断する手がかりとなります。

目標心拍数の算出方法

目標心拍数は、最大心拍数の50~80%とされます。最大心拍数は「220 - 年齢」で概算できますが、安静時心拍数など個人差を考慮して正確に設定されます。そのため、単純に年齢だけで目標心拍数を決めることはできません。検査当日は医師が個別に算出した目標心拍数を提示します。

よくある誤解

「心臓にストレスをかける検査は危険では?」という不安は自然です。しかし、心拍数が上がることで診断しやすくなる心疾患もあります。実際のリスクは極めて低く、検査中に問題が起きるケースは稀です。